12/01/05 18:09:07.69 0
年末年始テレビ 芸人、タレント集めてバカ騒ぎの異常
ゲンダイネット 2012年1月5日(木)17時0分配信
「年の瀬やお正月は普段よりも家でゆっくりとテレビを見ている人が多い。そんな時に芸人を
大勢集めただけの番組やドラマの再放送など、モノを生み出すことを放棄したようなものばかり
では、視聴者にますます愛想を尽かされます」
年末年始のテレビ番組を総括してこういうのは上智大教授の碓井広義氏(メディア論)だ。
たしかにヒドかった。どのチャンネルに合わせても同じような芸人ばかりが出ていてバカ騒ぎの
繰り返し。ドラマの再放送も多く、フジテレビでは2日、3日と連続でドラマ「マルモのおきて」を
6時間ぶっ通しで流していたほどである。仕方なく箱根駅伝や高校サッカーなどスポーツ中継に
逃げるしかなかったのが実情だろう。
「今はテレビ界全体が右肩下がりの時代ですから、制作費削減でコスト重視なのはわかる。
ですが、こんな“埋め合わせすればいい”と受け止められても仕方がないような後ろ向きな
編成では、テレビマンが自分の首を絞めていると言わざるを得ません」(碓井広義氏=前出)
そんなテレビ界で話題になっていることといえば、NHK紅白歌合戦の視聴率が第2部で
41.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録して、ドラマ「家政婦のミタ」(日本テレビ)の
最終回の数字(40.0%)を上回ったこと。そして、「ミタ」効果もあって日テレが03年以来、
8年ぶりに年間視聴率3冠を獲得したこと……。
NHKと日テレは新年からホクホク顔だろう。しかし、これはテレビ界の内輪の話で、一般視聴者
にはまったく関係がない。
まさに視聴者不在―。こんなザマでは早晩、テレビは視聴者に捨てられる。今年はテレビの
終わりの始まりかもしれない。
(日刊ゲンダイ2012年1月4日掲載)
□livedoorニュース
URLリンク(news.livedoor.com)