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8日放送の「とんねるずのみなさんのおかげでした」で、石橋貴明演じる人気キャラクター「宜保タカ子」が
10年ぶりに復活した。
当時の視聴者はもちろんのこと、元ネタ(90年代に大ブームとなった霊能力者の宜保愛子)を知らない若い世代
にも好評だったようで、これはコント師・石橋貴明のキャラ作りの上手さによるものが大きいのであろう。
今回、宜保タカ子が突然の復活を果たしたことで、「あのキャラをまた見たい!」「また、とんねるずのコントが
見たい!」という声が早くも殺到している。そんなとんねるずの番組中で生まれたキャラクターの中でも、
もっとも人気があり、復活も望まれているキャラクターといえば、やはり「仮面ノリダー」。
日本を代表するヒーロー、仮面ライダーのパロディコントである本作は放送当時、社会現象と言えるほどの
大ブームとなった。
だが、この大人気キャラクターの復活には大きな壁があるのだ。
実はこのコント、原作者の石ノ森章太郎(石森プロ)や制作会社の東映からの許可を得ずに無断で製作された
パロディだったのである。無断でパロディを製作していることに対し東映は抗議。
当時放送されていた仮面ライダーBLACK・RXのプロデューサーである吉川進は、関連書籍などでとんねるずや
仮面ノリダーに対して批判のコメントも残している。
一方、東映サイドとは真逆の反応を見せたのが原作者の石ノ森章太郎で、「仮面ノリダーを楽しんで見ています」
と雑誌のインタビューなどで語っていた。
原作者からは好評だった仮面ノリダーではあったが、制作会社とのあつれきもあって、いくら大人気キャラクター
とはいえ「仮面ノリダー」の復活は難しいという意見が多いのが実情なのである。
ただ、ノリダー復活は完全に不可能というわけでもないかも知れない。
かつて、大ブームを起こした仮面ノリダーを見て育った世代が、本家の仮面ライダーのキャストに抜擢されたり、
スタッフとして参加する機会が多くなってきているからだ。
そのような世代交代の影響もあってか、2007年に放送された特番で、過去の仮面ノリダーの映像が流された際、
「協力 石森プロ・東映」とのテロップも挿入されていたのである。
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