13/03/30 22:02:55.52 0nhzxpUF
指導者のみなさまへ
勝つことも野球の素晴らしさを教える大切な要素だと思います。
しかし「勝つこと」のみにこだわってそれでよいのでしょうか。
ハッキリいって、たかだか「子どもの野球」です。
勝利至上主義に徹するのはプロ野球や社会人になってからで十分ではないかと思います。
「子どもの野球」のうちは、とにかく「野球の楽しさ」と「できなかったことができるようになった」という喜びを実感してくれることが一番だと思います。
たとえ、少年野球で優勝を何回も繰り返しても、その子どもたちが、中学、高校で野球がイヤになったり、体がいうことをきかなくなって挫折してしまったのでは元も子もありません。
自分の教えた子どもたちが、どれだけ野球の楽しさを知ってくれたか、そして、そのことによってプロでなくてもいい、社会人野球でなくてもいい、草野球でいいから野球を続けてくれている、今もなおプロ野球をめざしてくれている、それが生きがいと思う。
そういう指導者になってこそ、子どもの野球を教える価値があるのではないでしょうか。
野球の楽しさを教えることを片時も忘れない、心の豊かなユーモアにあふれた、子どもたちが親しみをもてる指導者こそ優秀な指導者であるといえます。
そうした指導者の苦心、忍耐、根気をもった熱意こそが子どもたちの将来の夢をかなえてあげることになるのです。