12/04/16 13:45:13.13 vozoVwfk
ある関係者の話しによれば、松井のもとへメジャー球団からのオファーは一切ないという。
熱心に松井を口説きにかかっているのはいずれも日本の球団ばかりだ。
最もご執心なのは在京セリーグの某球団。
負けじとパリーグのある球団も積極的だ。
また、もうひとつのパリーグ球団は正式オファーこそ出していないが、「日本に戻るならばいつでも連絡して欲しい」と獲得の意思表示を見せている。
この状況下、松井はいつまでメジャー球団からのオファーを待つのであろうか。
メジャーにこだわれば、最悪、今季に限っては充電という考え方もあるが、野球を続けたいならば、この選択肢は選んで欲しくない。
一昨年にトミー・ジョン手術を受け、一年間のブランクの後、今季からコロラド・ロッキーズの先発投手として復帰を果たしたジェイミー・モイヤーの例もあるが、投手と野手では環境が違いすぎる。
実戦の勘というものに投手、野手の差はないと思うが、打者は投手が投げる真剣勝負のボールを打席に立って見ることが最も重要だ。
ましてや7月に松井は38歳を迎える。
動体視力を維持していくためにも高いレベルでの実戦は必要だ。野球を続けるのであれば日本への復帰がベストだと思う。
今回、松井は2月22日に米国に入った。
永住権も就労ビザも持たない今のステータスは一般の旅行者と変わらない。
意味するものは滞在期間であり、5月22日を迎える前に米国からは出国しなければならない。
ひとつの節目の期日となるであろう。
2002年11月1日。
松井秀喜はメジャー移籍の思いを日本のファンの前で誓った。
「何を言っても裏切り者と言われるかもしれないが、いつか『松井、行ってよかったな』と言われるように頑張りたい。決断した以上は命をかけて頑張りたい」
あれから10年。
松井はヤンキースのワールドチャンピオンに大きく貢献し、MVPにも輝いた。
彼の命をかけた頑張りと、「松井、行ってよかったな」という思いは日本のファンならば誰もが持っている。
そして、一番大切なことは松井秀喜のプレーが見たいということだ。
日本への凱旋。
その時はやってきたと思うのだが。