14/02/08 14:22:37.98
その映像を見た科学者他関係者は大いに
驚いたのでした。地下は暗黒の世界かと思
われたのですが、地上と変わらない光に満ち
あふれており、穴の底には四方八方に横穴
が開いていたのでした。しかしそれだけでは
無くそこには遙かな昔に絶滅した古代生物
が蠢いていたのでした。最後の映像には今
まで見つかった事の無い四足歩行の生物の
前足のアップでした。どうもその前足で科学
者が送り込んだロボットは破壊されたような
のでした。
892:天之御名無主
14/02/10 11:31:13.74
その生物達は横穴から這い出してきたのでしょうか?
それに四方八方に伸びた穴は何なんでしょうか?
謎は深まるばかりです。
例の円盤型の乗り物の使用方法は一部は不明で
あるが、捕まえたサンカに拷問を加え聞き出して
大体の使い方を知った科学者チームは国連に相談の
上調査チームを組んで地下を探検する事としました。
893:天之御名無主
14/02/15 14:22:51.07
まずは地下にいる生物を何とかしない事には着地もままなりません。
全部を爆弾で一掃するという意見も出ましたが、生物学者の強硬な
反対によりそれは無くなりました。絶滅されるにはあまりにも惜しい
生物達だったからです。
一計を案じた科学者達は例の円盤の操作の実験の代わりに檻を
取りつけ、中に生物をおびき寄せ捕まえた後自動操縦で上昇
させる事にしたのでした。
894:天之御名無主
14/02/15 14:38:32.21
過去に滅んだ有毒な菌など万が一の事があると大変です。
地上の穴の周りには完全に隔離された施設が作られたの
でした。
895:天之御名無主
14/02/20 10:59:21.68
かくして古代生物捕獲計画が始まったのでした。
主に見つかったのは三畳紀の生物でした。
どうもペルム紀の大量絶滅以前には地殻変動が
ひどくトンネルは作られなかったのでしょう。
896:天之御名無主
14/03/01 14:19:59.02
地下にいた動物を調べることで地球の過去に謎だった事も
大分わかってきたのです。地下の細菌も調べましたが、現
在の地球には存在していない危険な細菌は無い事がわかり
ました。ここで探検を行おうとする話も出たのですが、危険す
ぎるため、政府は渋り、当面探検隊は送られない事となった
のでした。穴の底にはカメラが設置され監視だけ続ける事と
なったのでした。しかしある日の事です。
穴の上には建物が建てられ厳重に監視されていたのですが、
ある日その建物のセキュリティを突破し、中に侵入した人間
がいたのです。彼は素手で監視を殺し穴の中にウィングスー
ツでダイブしたのでした。
897:天之御名無主
14/03/11 12:24:33.42
カメラに写っていた映像から、彼がサンカとは
関係無い某国のスパイである事がわかりました。
その国は核開発で世界から非難を受けていた国
です。
898:天之御名無主
14/03/25 08:28:09.55
後を追う捜索チームを作るという話も
出ましたが、どうせ死んでいるだろうというの
が関係者の意見でした。しかし一部の人間
から内部にある超兵器でも手に入れられ、
それを使い地上で使われればお終いだとの
意見もありました。実際サンカの残した遺物
の中には拳銃より小型なのに破壊力は拳銃
の2倍以上という高性能の光線銃もあったの
でした。
899:天之御名無主
14/03/31 22:32:01.75
利田敏『サンカの末裔を訪ねて―面談サンカ学』を読む
URLリンク(jgaxy.tumblr.com)
900:天之御名無主
14/04/02 14:53:12.60
穴の中に飛び込んだ人間がサンカの持つ
超科学を手に入れたなら、大変な事になります。
政府はM大学の科学者チームと日本人の混成チーム、その護衛と犯人を
捕まえるためのアメリカの軍隊を送ることとしました。これに待ったをかけたのは
ロシア政府でした。アメリカがサンカの超科学を手に入れ東西の
パワーバランスが崩れることを恐れたのでした。
彼らはロシアの科学者数名をオブサーバーとして参加させるのと同時に
軍事的に協力するため軍人の部隊を参加させるように
要求してきたのでした。
901:天之御名無主
14/04/02 14:56:44.44
まず最初に穴の底にベースキャンプが設置される事と成り、
各種のカメラ付きのロボットが穴へと投下されたのでした。その映像を
見たところ穴の底には四方八方に伸びたトンネルが見つかったのでした。
最初見つかった古代生物はそこから這い出してきたのでしょう。
902:天之御名無主
14/04/02 14:58:32.47
次に実際に人間が送り込まれる事と成り、
前に見つかった円盤状のの乗り物に資材を
積んで降下させ地下にベースキャンプを設置
する事となりました。
903:天之御名無主
14/04/03 08:18:49.80
第一陣の探検隊が穴の底に降りたところ壁面の隠れたところに
数台の制御盤らしきものがありました。そこは何かの表示装置と
ボタンらしきものが付いた構造で今では存在しない古代文字が
書かれていたのでした。
またそれぞれの横穴も人間が現れたら何かのセンサーが反応
したのでしょう。
それぞれの横穴に天井部分に等間隔に設置された
LEDランプのような光がまるで奥に誘っているかのように
光り出したのでした。
904:天之御名無主
14/04/13 14:00:57.51
探検隊は横穴の調査を開始すると
同時にベースキャンプとなる研究施設を
設置したのでした。それは大きな輸送用コンテナ
内部に研究施設を設置したものを円盤上の
乗り物で降下され同時に降ろしたクレーン車でその
コンテナを移動し、地面に設置したのでした。
905:天之御名無主
14/04/20 10:50:48.09
そうこうしている内に着々と作業は進み
ベースキャンプは完成したのでした。
後は失踪者探しです。科学者チームは
真っ先に捜査するのに参加しようとしたの
ですが、相手がかなり凶暴な人間と考えた
政府は送る人間の人選に難航したので
した。
906:天之御名無主
14/05/04 15:06:26.84
各国ではこぞって調査に名乗りを
挙げました。それもそのはずです。
もし一国が世界中の軍事力を凌駕する
ようなテクノロジーを手に入れたのなら
大変です。
907:天之御名無主
14/05/25 10:43:43.95
このため各トンネル毎に探検も兼ねた捜索チームを
作り捜索することにしたのでした。
とは言えトンネルの本数も少なく、国連の常任理事国が
メインとなりそこに別の国が付いて探検するという構成と
なりました。
僕らの国は北の大国と組むことになりました。科学者は
まともな連中だったのですが、警備についたのが一癖
も二癖もある連中だったのです。その警備についたのは
カピターンと呼ばれる顔に大傷を負い髪をポニーテール
にした大女が隊長の部隊でした。何でも第三次世界大
戦を生き残るだけの訓練を受けた連中との事です。
彼女の顔の傷は聞いたところではアフガンで怪我を負っ
たそうで、それ以上は誰も詳しい事を語ってくれません
でした。
908:天之御名無主
14/05/27 04:10:12.11
八切スレがないんだが
909:天之御名無主
14/05/27 10:13:46.82
ソ連崩壊後、彼らは東南アジアの某所でロシアンマフィアとして
政府公認の上に裏稼業に従事していたらしいのですが、
今回の件で政府から呼び出され、この仕事をすることと
なったのでした。
使い捨てにされるのは見え見えだったらしく、その女の人は
始終不機嫌でした。
910:天之御名無主
14/05/27 21:41:57.62
結局このチームでトンネルを探検する事となったのでした。
ここから先は例の助手のお兄さんに聞いた話です。
当然の事ですがハヤタとかいうお兄さんも同行したのでした。
トンネルは上からの照明で照らせれており、用意していた
懐中電灯も必要も無く明るい状態でした。そして数メートル
歩いたところで、探検隊は電車らしい乗り物と、おそらくその
乗り物に乗るためのプラットホームを発見したのでした。
911:天之御名無主
14/05/29 10:34:13.91
本部に連絡したところ、その乗り物を動かせるように
しろと指示が出ました。そこらにあるボタンやらレバーやら
メーターらしい物の近くに書いてある文字を読み取り、
ボタンを押したり、レバーを動かすことでようやく電源らしき
装置を動かす事に成功したのでした。