11/07/06 21:00:30.69
安価な脱穀機が普及するまで農家にとって箕は必要不可欠な道具だった
だからそれを修繕して農村を回る職能民がいてもおかしくはないな
都市部の包丁砥師のようなもんで、砥師なら都市部であれば定住しても
生計が立つくらいの顧客を確保することも出来るだろうが
農家が取引相手では広い地域を旅をしながらまわる羽目になるだろう
しかし貧しい小作農相手の農村を回る商売ではろくに宿屋にも泊まれず
自然天幕を持参しての乞食旅となった、それがサンカなのではないか?
貧乏な無宿人の群れが集団で移動してたら現在であろうと疑うのが仕事の警察に
犯罪者予備軍として目をつけられてもおかしくはないわな
凶悪だったり珍しかったりする手口はよくわからない集団の責任に
おっかぶせてしまおう、という偏見も戦前にはあったと思われる
坂モンとか傀儡子とか古来から差別を受けてきた漂白民や被差別民の存在と
この流浪の職能民がごっちゃにされて謎の社会集団というイメージのみが
定着したのではないかな(戦犯はおもに三角寛だがw