11/11/13 18:37:51.46
>>543
>シュメールを滅ぼし征服したバビロニア人がシュメールにおけるイナンナ信仰を我がものとし、
>イナンナの神格をイシュタルとしたって説は聞いたことがあるよ
メソポタミア史の概説書を読みなおしてこい。
>ヒンドゥー語由来の大黒点が日本に移ってから明らかに日本語名になってる場合もあるし、
大黒天って訳語の元はヒンディー語じゃねえし、名称移入のプロセスがインドー>日本と、シュメールー>アッカドじゃ全然違う。
エンリル、アヌのように、翻訳されずに借用語の形で移入されてる中で、エアとイシュタルはアッカド語オリジナルの名前が使われているがゆえに
元々いた神にシュメールの神を当てはめたものだと推測できるわけ。
>>542
考古学的史料から古代イスラエルで豊穣女神崇拝が行われていた可能性が示唆されているし
一神教の禁欲倫理が先にあって、豊穣女神崇拝の放埒さが問題にされたと言うより
唯一神ヤハウェの概念の発達と「豊穣女神崇拝の放埒さ」批難とがパラレル出発達していった可能性も指摘されている。
古代イスラエルの宗教を「禁欲」で理解できるか疑問だし、その整理は正直無茶。
ふと今思いついたが
バビロン虜囚と唯一神ヤハウェの概念の成立との関連性が指摘されてるから
ひょっとしたら虜囚時に見たイシュタル崇拝とアスタルテ崇拝とが、古代イスラエル人の中で結びついていた可能性があるかも知れないって考えが浮かんだが
とりあえず、可能性は考えられるってだけで、学会の通説とかではないな。