12/02/01 19:05:20.83 vC/oWYXi
素朴な疑問です。2000年?、薬草などの韓方医のレベルが高い?
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白衣民族
19世紀になって朝鮮を訪れた外国人が、のきなみ驚いたのは、民衆の服が総じて白かったことでした。
この事実に対して、染色技術がなかったと馬鹿にする記述も見られますが、個人的には染色技術を持とうとしなかったという表現のほうが正しいと思います。
朝鮮の民商が白衣を好んだのには、宗教観によるものです。
三国時代・高麗は仏教で朝鮮は儒教と安易に考えがちですが、朝鮮には特有の天地神明(????:チョンジシンミョン)信仰があります。
ドラマでも「チョンジシンミョン様(ニム)」や「天さま(ハヌニム:???)」と拝んでるおばちゃんがいますよね?現代ドラマでもけっこういます。
太陽や土地に対する土着の信仰ですが、太陽の光=白という概念を2000年ほど持ち続けていたようです。
中原の王朝からの指摘からか、通商政策の一環からか、高麗も含め朝鮮の王たちも白衣禁止令を出しています。
愛しの?粛宗(スクチョン:??)さまも、肅宗2年と17年に同禁止令を出していますが、結局20世紀になるまで白衣は続きました。
このような信仰心があったため、朝鮮では染色技術が発達しなかったのです。
ただ、草木染めなどの技術や衣服がまるっきりなかったかというとそうでもなく、技術の記録も残っています。
イ・ビョンフン監督が民衆の衣服に色を付けたのも、このような裏付けがあってのことです。
また、私見ですが、薬草などの韓方医のレベルがあれだけ高いのですから、やろうと思えば草木染めの各種技術を確立できなかったはずはないと思うのです。
単に需要がなかったから技術が確立されなかったと見るべきでしょう。