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ミシュラン掲載両県で要請
加賀、福井はゼロ
谷本知事 福井・西川知事と懇談
谷本正憲知事は25日、福井県坂井市の三国観光ホテルで西川一誠福井県知事と懇談した。
谷本知事はフランスの旅行ガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」について、福井県と共同で両県の観光地を新たに掲載するよう要請することを提案。西川知事も了承した。
「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」には、石川県内では最高ランクの「三つ星」に格付けされた兼六園をはじめ、計38カ所が掲載されている。
しかし、掲載箇所は石川県内では金沢と能登地域のみで、福井県内にはない。
谷本知事は２０１３年にガイドブックの改訂が見込まれ、南加賀地域と福井県内の観光地を共同で提案することで掲載の実現性が高くなると強調。
「欧米の観光客は個人旅行が多く、ガイドブックの効果は高い。掲載前後で兼六園はフランス人の入園者数が３倍に増えた」と述べた。
これに対し、西川知事も「一緒にやるべき課題だ。他国のガイドブックも調べたが、あまり載っていない。まとめてできるようにしたい」と応じた。
具体的には石川では国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている加賀橋立や加賀東谷、福井では永平寺、東尋坊などを想定しているという。
谷本知事は白山国立公園が来年、国立公園指定50周年を迎えることから、記念事業を共催するよう求めた。
その上で、来年３月をめどに50周年記念事業の実行委員会(仮称)を設立する予定であると説明。福井のほか、富山、岐阜の各県に参加を呼び掛けるとした。
西川知事は公園に隣接する福井県内のエリアについて、新たに国立公園に編入するよう環境省に求めており、記念事業などに協力する意向を示した。
懇談では、小松空港発着の新たな国際定期便就航や利用促進へ連携することでも一致。
レンタカー利用者が県境を越えて乗り捨てる場合に割り増し料金が必要となる点に関して、レンタカー会社に割引を要請することも確認した。
Ψ(｀∀´ )