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20日まで別府市などであった全国在日外国人教育研究集会・中九州大会で、7月9日施行の改正入管法の問題点も議論された。
在日コリアンら特別永住者には新たに「特別永住者証明書」を交付。本名のみが記載されるため、通名では暮らしにくくなるという。
大野博司・同会大分地元実行委員らが分科会で報告した。従来の外国人登録証では通名を書く欄があり、本名と通名は事実上、
自由に選択できた。しかし会場にいた20代の在日コリアン男性は「大学の卒業証書は通名、特別永住者証明書は本名で、
就職の際に本人であると証明するのも難航が予想される」などと指摘。通名では日常生活に支障を来すという。
寺井秀登・全国在日外国人教育研究協議会事務局長は「本名を名乗ることでいじめにあう現実が今も根深くある。
自らの出自を隠さないで生きていける社会の実現に向けて、多くの人に現状を知ってほしい」と語った。【浅川大樹】
毎日新聞 2012年08月21日 地方版
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