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「アジアの友好 壊す」
4月以降、県立中学校3校の社会科(公民的分野)の副教材に「新しい歴史教科書をつく
る会」系の育鵬社版が使われることをめぐり、県と姉妹提携にある韓国・忠清南道の議員
らが28日、県庁を訪れ、この教材を使用しないよう求める声明文を県議会議長と教育長
あてに提出した。
抗議したのは忠清南道の議員や市民団体の関係者、韓国のインターネット新聞「オーマイ
ニュース」の記者ら4人。訪問団によると、応対した県教委側は「文部科学省が通した教材
で問題はなく、(使用の)決定は変えない」と答えたという。
県庁で会見した訪問団長の金知哲(キム・ジ・チョル)議員の説明では、育鵬社版の教材
が使われることは日本の市民団体を通じて知り、忠清南道の議会は2月、全会一致で教
材の使用撤回を求める決議をした。この問題はマスコミで取り上げられ、韓国全土で知ら
れているという。
金議員は「日本には韓国を植民地支配した歴史があり、日本の平和憲法は隣国にとって
も大事だ。それを否定し、戦争を賛美するような教材は危険で、アジアの友好関係を壊す。
強く撤回を要望する」と主張。訪問団メンバーは「姉妹関係になって来年30年を迎えるの
にこうした問題が起き、失望した」と語った。
またこの日、熊本市の市民団体「教科書ネットくまもと」は、教材使用をやめるよう求める
住民監査請求起こす方針を表明。同団体では「教育長が県議会で多数を占める自民党
など右派勢力の働きかけに配慮してこの教材を選んだのなら、教育への不当な支配だ」
と訴えている。
育鵬社版の副教材は玉名高校付属中、宇土中、八代中の3年生の授業で使用される。
採用した理由について山本隆生教育長は「生徒たちに考えてもらいたい題材を多数取り
上げている」と話していた。