12/02/19 08:18:17.49 ZutYedKQ
(>>730 の続き)
さまざまな制約の中、日々情報収集に苦心している様子がうかがえるが、秘中の秘である
金王朝内部に関する情報を満載した「父・金正日と私」は、彼らに大きな分析材料を与える
ことになった。
■金正男氏、身辺に危険感?
「父・金正日と私」の著者、東京新聞の五味洋治編集委員は2004年9月25日、日朝協議
の取材待機中の北京空港で金正男氏を偶然発見、名刺を渡した。
その後12月3日に金正男氏から返信があり、やりとりが続いたが、同月7日に金正男氏の
「打ち切り宣言」でメール交信は終わった。この間の受信メールは計7通だった。
北京空港で出会ったのは五味編集委員だけではなく、ほかに5人の記者がいた。金正男
氏は当初、名刺を受け取った記者全員にあいさつのメールを送っていたというが、打ち切り
後は一切のメール交信をやめていた。
そして、約6年の中断を経た2010年10月22日。金正男氏は「何の前触れもなく」、再び
五味編集委員にメールを送る。
金正男氏はこのメールで「五味先生は北朝鮮にお詳しい方と存じています。もし質問があ
ればお答えしたい」と書き、「記事を発表する時期」を「来年(2011年)の9月、後継者決
定1周年にしてください」と指定している。金正男氏が取材に応じるといえば記事にしない
記者はいない。
ソウルの情報関係者は、この時期が金正恩氏が後継者デビューした直後であることに注
目している。