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「韓国にいると韓国人を殺したくなる」 ジャック・ロンドンの背筋が寒くなる視線
『鉄の踵』を書いた米国の作家ジャック・ロンドンは20代後半、露日戦争で従軍記者として
活動した。当時、約4カ月間、亡国前夜の戦場朝鮮に留まり、彼が書いて送った文章等は
さまざまな新聞、雑誌に載り、その文をまとめた本も出た。当代の進歩左派であったロンド
ンはその中である大きな課題で韓国をざっとまとめ、このように描写する。
「白人旅行者が初めて韓国に滞留する場合、最初の何週間かは気持ち良いこととはまっ
たく縁遠い。もし繊細な人なら二種類の強力な欲求のあいだで葛藤しながら大部分の時
間を過ごすだろう。一つは韓国人たちを殺したい欲求であり、もう一つは自殺したい欲求だ。
個人的に私なら最初の選択をしただろう」
当時の米国と比較すれば最低の社会インフラや不足した公共施設、物資などの影響もあっ
たが彼が何より耐えられないとしたのは惰弱で怠惰で盗み上手、弱者に強い韓国人たち
の性格だった。自身が動物園の猿のように見せものになると、すぐに韓国人は不必要に
好奇心が強いという非難を吐き出す。韓国人がうまくできる事が「たった一つ」あるとし、荷
物をひく動物のように黙々と荷物を運ぶことだと指摘するほどだった。
奎章閣(キュジャンガク)韓国学研究員教養叢書の一冊として出た『世界の人の朝鮮旅行』
は、ロンドンを含む朝鮮初期から日帝強制占領期間まで韓半島に立ち寄った異邦人たち
の訪韓事情と、彼らの韓半島関連記録をまとめて紹介した本だ。
この本には、世宗(セジョン)時代の明国使節の朝鮮訪問や壬辰倭乱後、日本への使行な
ど国家間往来から、ハメルのように漂流者などが残した記録、キリスト教布教のために永く
韓国に留まって韓国語を習い風習に慣れた宣教師らが残した記録、考古学者・生物学者
などの博物誌などが多様な地図、絵、写真と一緒に入っている。