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(>>423 の続き)
冊子編集を統括した川崎二男さん(59)によると、数カ月にわたる作業は「意見と反論の
過程」でもあった。同胞の編集委員らは、自分たちが置かれた状況と差別に反対する姿を
ありのままに堂々とアピールしようとし、日本の編集委員らは、「当事者」たちの思いを受け
止めながら、それを一般の市民に伝えるための形式や表現にこだわった。川崎さんは、
「日本の『負の部分』をストレートに書いたために、事前知識のない若い人たちが、文章を
きちんと読まず、拒否反応を起こすようなことがないように気をつけた」という。
結果的には編集委員たちの熱い議論が「相乗効果」を生んだ。主張すべきことが明確に
書かれ、中高生にもわかる読みやい冊子が完成した。
現在、「静岡共同行動」のメンバーは冊子の普及に努めており、県内だけでなく、愛知、大
阪など他府県にも口コミで広がっている。冊子を求める人々の中には、内容の一部を再編
集し、自分たちの地域的特徴を反映するケースもあるという。例えば、静岡朝鮮初中級学
校に関する記述を、その地域にある朝鮮学校の歴史や現状を紹介する文章に置き換える
といった具合だ。「静岡共同行動」のメンバーは、「まずは、より多くの人々に事実を伝える
ことが大事。日朝連帯運動の様々な現場で、冊子を積極的に活用して欲しい」と語っている。
冊子「知っていますか?在日コリアンのこと」
問い合わせ:韓国強制併合100年・静岡共同行動(共同代表・森正孝)
(住所・電話番号はソース参照)