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(>>210 の続き)
大韓航空機爆破事件捏造(ねつぞう)説、1987年大統領選挙コンピューター操作説などの
途方もないデマも、『世界』が書き、それがすぐさま韓国に輸入され、反対と抵抗の武器とし
て活用された。韓国を見る『世界』の視点が、韓国の主体思想派・従北左派らに及ぼした
影響は否定できない。
筆者が東京特派員だった03年、東京の書店の一角で『世界』が目に留まり、気になって何
部売れているか調べてみたところ、1万部程度ということだった。日本の政治で社会党など
左派勢力が力を失い、それとともに没落の道を歩んでいたちょうどそのとき、北朝鮮による
日本人拉致問題という超大型の「津波」が起こり、飲み込まれたというわけだ。日本社会に
反北朝鮮の雰囲気が広まる中、『世界』や、同誌によく寄稿していた和田春樹氏のような
反韓国系知識人は「国賊」「売国奴」に転落した。
このような雑誌に、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代に国家情報院長を務めた金万福(キム・
マンボク)氏が寄稿した。内容は、北朝鮮による延坪島砲撃は、李明博(イ・ミョンバク)政権
が招いたことというもの。金氏の主張に対しては、評価したいとも思わない。むしろ、いかに
盧武鉉政権時代とはいえ、対北最前線を監視するポストにあった人物が、どうして北朝鮮の
宣伝物といえるような雑誌に自分の名前を載せようという気になったのかというところに驚く。
そのおかげで、有名無実の親北反韓雑誌は「韓国の元国家情報院長」という肩書を利用し
て商売をしている。