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元工作員・金賢姫の視点で「大韓航空機爆破事件」がドラマ化
1987年11月に大韓航空の旅客機が、飛行中爆破テロに襲われた「大韓航空機爆破事件」
が、実行犯の元北朝鮮工作員・金賢姫の視点で描く特別ドラマ『大韓航空機爆破23年目
の真実』(29日後9時 TBS系)として放送されることがわかった。これまで同事件を扱ったド
ラマはあったが今回、金元工作員に11時間にわたる異例のロングインタビュー敢行し、彼
女自身の視点で描くのは初。金元工作員「今…思うと、人間性とか、罪悪感とかそういう
感覚は麻痺していました」と涙ながらに明かす。
乗員・乗客115人の命を一瞬にして奪った大惨事から23年が経過。同番組では「大韓航空
機爆破事件」、さらには「拉致問題」がどのように実行されたのかを金元工作員を元に再現
ドラマとして制作された。「ロボットのようでした。頭はカルトに洗脳され、体はロボットのよう
に“やれ!”と言われるままに行動していた…そういう人間でした」と語る金元工作員。
また同インタビューでは、「日本人化教育」先生役だった拉致害者・田口八重子さんと過ご
した日々を回想。教育の一環として教わった「赤とんぼ」や歌謡曲「秋桜」などを「今でも覚
えています」と自ら口ずさんで一幕も。
現在は、自身のボディガードを務めた男性と結婚し2人の子どもを授かり、人目を避けて生
活している金元工作員。TBSは4年間に渡り交渉し今回のロングインタビューが実現。自ら
が明かす“23年目の真実”に注目したい。