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■ガラパゴスケータイ(1990-2007)
日本の事業環境に合わせて日本のメーカーが日本のキャリア向けに開発納入した
日本独自仕様の携帯電話のこと。通称「ガラケー」。この時期の最も有名な
スローガンの一つが「日本は世界に誇るモバイルインターネット先進国」。
■ガダルカナルケータイ(2008-2009)
iPhone3Gの日本市場投入(2008年)に抵抗するため、日本メーカーが急ごしらえで
用意したiPhone風のタッチパネル対応ガラパゴスケータイ。「ガラケー」と区別し
「ガ携」「餓携」と呼ばれる。「第一階層のメニューをタッチ操作で選択出来る」
「写真を指でめくれる」など表層的にiPhoneを模倣したが、Appleの近代的なOS設計
やユーザーインタフェース設計の敵ではなかった。iPhoneの躍進に対して、日本メーカー
は結局のところ「ワンセグ」「Felica」「カメラの画素数」といった旧態依然の基本戦法に
頼るほかなく「ガ携」でiPhoneの日本侵攻を防ぐことは出来なかった。日本メーカーの撤退や
事業統合が始まった時期である。「撤退」を「転進」と言い換えたプレスリリースは有名である。
URLリンク(www.mitsubishielectric.co.jp)
■インパールスマートフォン(2010-2011)
日本市場でのiPhoneの爆発的なシェア増大、HTC・Samsung・Huaweiを初めとする
グローバルベンダの相次ぐ日本市場参入という競争環境のなか、2010年から
2011年にかけて日本メーカーが企画したガラパゴス・スマートフォンのこと。
開発リソースを軽視した杜撰(ずさん)な作戦により歴史的敗北を喫し、日本
メーカー瓦解の発端となった。リソースや開発日程を無視した無謀な計画に対して
開発現場からは反対の声が挙がったが、経営幹部は「Androidなら要素開発と同時に
商品開発が出来る」と主張し「ジンギスカン開発」と自画自賛した。しかしながら
差別化の為にミドルウェアに大幅に手を加えるガラパゴス流の商品開発はAndroidの
頻繁なバージョンアップへの対応を想定しておらず、結果として最新OSを搭載した
海外メーカーの端末に対する競争力を自ら低下させ、日本メーカーの撤退を早める
原因となった。