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名牝ウオッカ、タニノギムレットなどを輩出した名門、カントリー牧場が売却されることになった。
9日、「タニノ」の冠名で知られるオーナーブリーダーの谷水雄三氏(72)が栗東トレセンで
会見を行い、生産部門からの撤退を明らかにした。
カントリー牧場は7冠牝馬のウオッカを筆頭に、タニノハローモア、タニノムーティエ、
タニノギムレットなど4頭のダービー馬を輩出。G1レースで15勝を挙げている。63年に
スパルタトレーニングで知られる先代、谷水信夫氏が北海道新ひだか町(旧静内町)に
土地を購入。牧場の完成から長男の雄三氏との親子2代で47年の歴史を誇った。
生産牧場は岡田スタッドに売却済みで、千代田牧場に売却される育成牧場の
本契約も3月中に結ばれる見込み。
谷水氏は清算の理由の1つに72歳という年齢を挙げた。「オーナーブリーダーには10年先を
見る長いスパンでの視点が必要。それには私も家内も少し年を取りすぎた」。土壌の改良や血統の
更新、施設への投資など長期的視点が求められる牧場経営。そのための体力、モチベーションの
維持が難しくなったと語り「経済的な理由は一切ありません」とした。
ウオッカの母タニノシスターや、10年の菊花賞馬ビッグウィークの母タニノジャドールを含む
繁殖牝馬15頭も売却されるが、
現在アイルランドで繁殖活動を行っているウオッカと、その産駒の所有、馬主の続行は明言。
約30頭いる2歳はそのまま所有し、手放すことになった1歳以降は所有数を絞っていく模様だ。
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