11/05/27 18:17:37.35 ySSaUgid
既出の話だったらすまん
日本と欧州における歌の進化の違い
建築
硬いものほどよく響くのは知っているだろうか
手回し式のオルゴールをやわらかい物と硬い物の上でならしてみるとよくわかる
それを踏まえて
日本の家屋=主に木
欧州の家屋=主に石
木と石ではどちらが硬いかはご存知の通り
もともと音の響かない日本の家屋では響きより言葉の明瞭性が重視された
響かせたくてもあまり響いてくれないので当然といえば当然
それは歌にしても同じことであった
歌舞伎や能のしゃべり方は主に屋外の舞台の上で行われていた事もあっていっそうその色が強い
お坊さんがお経を唱えていた場所は畳の床、障子の戸、天井が高い木の寺の中である
一方欧州は硬い石の中で生活していた
石の壁・床、ガラスの戸・・・硬いものに囲まれはるかに日本より音が響きやすい環境である
このような環境だからこそ楽器も発展していった
美しい響きの楽器が数多く生み出された
そして歌
石でできた協会では音はよく響く
響きを重視した賛美歌の声はまるで楽器そのものであった
欧州では音の響きを重視したのである