11/01/28 22:59:25 DkaqLBFZ
④練習法の真意
世の中に出回っている練習法で発声を突き詰めたらどのような声になるか、、考えたことがありますか?
勘のイイ人ならもう気付いてくれていると思います。
これまで口を酸っぱくして言ってきたように、発声効率を突き詰めると歌唱発声になるはずです。
そして、数ある練習法も、その大多数が発声効率を高めるやり方についてです。
では、そんな練習法がなぜ現代音楽の発声練習に用いられているのか・・・
スミマセン、まだ現代音楽の歌声について書いていないのでわかりづらいですが、、
全ての歌声は程度の差こそあれ、話し声よりは発声効率を高めた結果だからです。
これは例え話で説明した方がわかりやすいでしょうか・・・
例えばあなたが喉風邪にかかったとしましょう。
ただ風邪といっても、鼻水、喉の痛み、頭痛、発熱、症状は色々あります。
鼻水が出てるのに頭痛薬を服用する人はいませんよね?
薬は症状に合ったものが一番効果があるんです。(総合感冒薬は禁じ手で^ ^;)
また、過剰な服用は危険ですから、用法・用量を守らないといけません。
数ある発声練習も、それぞれに異なった効果がある薬だと思って下さい。
的外れな練習は何の効果ももたらさないし、
1つの練習への偏重や過度の練習は、薬の過剰摂取と同じで逆効果になる危険さえあります。
自分の目指す理想の発声像に近づくためには、どの練習をどれだけすればいいのか?
それを見極めるのはとても難しいですが、しかしながらこれが練習の際には大変重要なことです。
その難しい作業の手助けをしてくれるのが、本来のボイストレーナーのあるべき姿なんですが・・・
まぁ①・②等々、ボイストレーナーさんもいろいろ事情がおありでしょうから、これ以上は言いません。
以上、ボイトレに限らす歌の練習をしている人に考えて(気付いて)もらいたい大まかな4点です。
あともう1つ、耳は大切です!一杯音楽聴いたり、意識して聴覚を鋭敏化して下さい。
―――――――――――◆ ボイトレで注意・危惧すべき点 Fin. ◆―――――――――――――