12/02/24 04:04:28.91
反射膜の性能は
誘電体多層膜>銀>アルミ
の順。銀と誘電体多層膜の大きな差は以下の2点
・誘電体多層膜と一口に言っても、層の数で性能はピンきり。モノによっては銀の方が反射率が高いなんてことだってあり得る。海外のメーカーは実際に「~層の増反射コートを採用」と明記している。
まぁ日本メーカーのを購入するなら心配は不要。
・誘電体多層膜は可視光域全ての波長において、高い反射率を持っているが、銀は短波長域でやや低下気味。詳しくは銀の反射光スペクトルでググれ。
したがって、銀のものは「やや暖色系の発色」と言われることもある。
増反射コートだが、ニコンはモナより上の機種に搭載。コーワはBD以上、ペンタは不明(多分SPのみ)、ビクは多分名前からしてニューフォレとアルテス。
他の中級機(1万オーバーダハ)はおおよそ銀、1万未満はアルミ(中には1万以上でアルミのもある)
ケンコーはウルトラビューEX以上は銀。
アルミは覗き比べると視界が暗いのですぐ判る。アルミと誘電体多層膜は判断基準がかすかな色味の違いだけだから分かる人は多分いない。
※色味の違いはガラス材やARコーティングなどの影響があり、増反射コートだけでは区別できない。