14/08/29 02:41:02.04 6nilmqzB0
>>455
「横目で見た郷土史」(片岡吾庵堂・著)より
西郷さんと同じころ、奄美に流された人に重野安繹がいる。後に東大教授となった。
西郷さんと同年で同じ城下士出身。奄美でも行き来があったという。
当時の習慣で、重野にも現地妻との間に二人の子供がいた。
許されて鹿児島に帰ってから、その現地妻と正式に結婚するため、
二百五十円の大金を持って奄美まで迎えに行った。
当時は、別れる時に「必ず迎えに来る」と言って去った薩摩藩士で、
迎えに来たためしはなかった。そんな事情で、この現地妻は、
島の若者と再婚。しかも妊娠中だった。
重野は仕方なく、その大金を元の現地妻に与えて、帰ったという。
この重野は、人間の誠実さを精いっぱい表そうとしたように思える。
>>1
＞重野も奄美で現地妻を娶り、二人の子供がいた。
＞放免になって鹿児島にもどった後、
＞当時の金で250円という大金をもって奄美に迎えにいった。
＞当時、「必ず迎えに来る」といった薩摩藩士で
＞迎えに来たためしはなかったので、
＞その女は、島の若者と再婚して妊娠中だった。
＞重野はしかたなく、持ってきた金を
＞全額、女に与えて帰っていったという。
＞この重野の誠実さに比べると
＞西郷の『敬天愛人』は、かなりいいかげんと見ていいだろう。
＞(西郷は、現地妻を捨てましたからね。)
スレ主が片岡吾庵堂氏の情緒に沿って、西郷を理解していたのは明白です。
片岡氏が＞この重野は、人間の誠実さを精いっぱい表そうとしたように思える。
と書いたのを、スレ主は、
＞この重野の誠実さ
と、片岡氏の婉曲な物言いを、ストレートに言い直してしまっています。
テンプレの>>1に持ってくるほど、「横目」に出て来たこのエピソードは、
スレ主の心をとらえたのでしょう。
＞片岡氏がどのような心境で城川を信じるようになったかは、何の関係も無い。
片岡氏の情緒に依拠しているのは他ならぬスレ主ですからね。
今更、＞何の関係もない、と言われても。