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中国東部の国人らが織田方についたというのは実態とは違う。
織田に与した国人は元々尼子側で尼子滅亡ともに織田に与したものであって
毛利に与することなどなかったものたちあり、国人衆の中の一部だ。
中国東部の国人は殆ど毛利側だったが、織田に途中から寝返ったものはほぼいない。
彼らは毛利の救援がない中、大軍を相手に玉砕するか、城を追われるまで戦い抜いた。
ただ、毛利は彼らを捨て駒にする一方で、備中国人清水宗治に代表される
ように普通の安芸国人の者より余程信用し、彼らの子孫を優遇した。
安芸は毛利が覇権を握るまで近隣の大勢力が入り乱れる土地柄だったこともあり、毛利が
信用して優遇したのは一部の安芸国人であって、他は他国の国人衆の扱いと大して変わらん。