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【中韓】「日本軍と戦わない屈折が反日に」~筑波大学大学院教授・古田博司=『正論』★2[10/17]
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韓国は日韓併合は強制であり、不当だと言った。だが、当時の李朝の国庫は空であり、どうしようもなく
なった王が日本の提案に妥協し5人の大臣に丸投げしたという史料が、3カ所から出てきてしまった。
国権強奪はなかった。
土地収奪はソウル大の経済史教授が否定した。日本時代は、韓国に年率3・7%の経済成長をもたらし、
民法典を与え所有権を確定した。確定した側が所有権を無視し、土地を奪うはずがない。朝鮮で取れた
コメは経済原理に則(のっと)って日本に輸出されたのだと、教授は主張した。台湾の植民地統治は
成功だったが、朝鮮のは失敗だったという、日本の左派学者たちの韓国の反日擁護の構図は崩れた。
≪自らの正義の記憶ない悲哀≫
日本の植民地統治は成功し、朝鮮を近代化させた。米ハーバード大教授がさもなければ、どうして戦後
韓国の企業家が順調に育つことができただろうか、と疑問を投げかけて、日本時代の民族資本家たちの
活躍を本に描いた。この本は今も、韓国では禁書である。
日本軍と戦わなかった者たちは自らの正義の記憶がない。中国は南京事件を捏造(ねつぞう)する日本
の市民派新聞に飛びつき、韓国は従軍慰安婦のウソに搦(から)め捕られた。日本の左派知識人や
マスコミは結局、彼らの卑劣さを助長したのである。
歴史共同研究で話し合えば共通認識が得られると思い込んでいる人々がいる。だが、事実を明らかに
する資料を示すと彼らは怒る。その時に初めて恥を感じ、面子を取り戻そうとするからである。日本側は
ウソ自体を恥じる。だから研究して会議に臨む。「恥と面子の平行線」である。第二期日韓歴史共同研究
委員会では、日本側が韓国の歴史教科書の元ネタが日本であることを実証した。その時、韓国側が
「こんなこと、韓国の学界に知れたら大事になるぞ」と叫んだ。面子ゆえに、彼らはいつも戦わずして
屈折するのである。