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第二話は森銑三さんという歴史家のおはなし。
森さんはこれは井原西鶴の一代女、五人女、永代蔵は西鶴が書いておらず
、西鶴が書いたのは「一代男」だけである、と言い切ったのだそう。
この説に全く反応はなく、報われた人生だったとは言いがたい森氏。
でもこの説はトンデモではなく、実は『好色一代男』以外の本には
どこにも本人の著名がないのです。
そして「一代男」には使われていないのに他では使われている語句がある。文体も違う。
しかし西鶴自体が研究の対象になりにくいこともあり、今日も無視され続けているのでした。
これは面白かった!!!
一旦定着した歴史がいかに覆されにくいかという一例。
もっとこうした説が注目されるべきだと思います。
平山洋先生の本は認めたがらない人達もいるけど、反応がある分まだマシなんだなぁ…。
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