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【尖閣問題】中国調査船活動 申請域外で頻発 EEZ拡大アピールか[10/08]
スレリンク(news4plus板)
沖縄県・尖閣諸島近くの海域で9月下旬以降、相次いで確認された中国の海洋調査船の“不可解な
行動”がさまざまな臆測を呼んでいる。中国側が日中間の取り決め通りに事前通報をしてきているにも
かかわらず、わざわざ申請区域外で活動しているからだ。過去には事前通報なしの不当な調査も行って
おり、中国側の真意は読み切れていない。
日中両国は平成13年、中間線を越えて相手国の排他的経済水域(EEZ)内で海洋調査を行う場合、
2カ月前までに調査概要や区域、期間などを通報する「相互事前通報」制度を取り決めた。中国側は
その後、事前通報なしの不当な調査も実施。平成18年から今年9月末までの間に、確認されているだけで
10件以上あり、制度は事実上ないがしろにされてきた。
しかし今回は取り決め通り、科学3号と北斗による海洋調査の実施を事前に通報。にもかかわらず、
申請区域外での活動を繰り返している。確認された6回とも申請区域と日中中間線の“隙間”での活動だった。
取り決めには、申請区域外で調査をしても取り締まる制度はなく、海保は6回とも警告を発したが、中国船
からの応答はなかった。
海保関係者は「隙間海域で活動することで、EEZの範囲拡大をアピールしているのでは」と推測。
「新政権への揺さぶり」
との見方を示す関係者もいる。
元防衛研究所研究室長の平松茂雄氏は「尖閣諸島周辺で常にトラブルを起こすこと自体に意味がある」と
中国側の狙いを分析。その上で、「日本の関心を尖閣周辺にそらし、太平洋に出るためのルートの確保を
狙っているのではないか」とみる。東海大の山田吉彦教授(海洋政策)は「南シナ海で同じように中国と
対立するASEAN諸国と協力し、アジア全体で海における秩序を構築することが必要だ」と話している。