12/02/20 05:57:29.67
司馬遼太郎は歴史に詳しくなったあと、自分なりの歴史観のようなものができていて、
政治や経済とか社会経験などもかなり詳しくなった、ニヒリズム的なのもかなりあった二十代後半に読んだけど、面白かったよ。
ただ中学生あたりで、背伸びして読むと、変にはまってしまいそうだな。
司馬が批判されてるような事は、主人公達に対する作者の愛情という風に感じるし、これは読み物としてすごく安心して読める要素なんだよ。
歴史に興味ない人、むしろその方が多いけど、歴史に余り価値を感じないで、所詮歴史自体フィクションだというやつもいるわけで、そういう人達に歴史を知ってもらえるには、作者の情熱みたいのが大事なんだよやっぱり。