11/07/20 17:47:47.16
携帯からだから、ちと読みにくいかも。
観応の擾乱で幕府を二分してあらそった尊氏直義兄弟だが、実際は仲はそれほど悪くはなかった。それを証明する文書が岩清水八幡宮に所蔵されている。
九州からの再起に成功し、京を奪還した尊氏は、岩清水八幡宮に願文を一通捧げた。それには、こう記されている。
『私はこの世で最高の名誉を得ました。今後は世の平穏を祈るため、出家するつもりです。つきましては、私の今後の幸福を全て弟の直義に与えてください』
観応の擾乱で権門の保護者として蜂起した直義と争う十数年前のことである。
短くてすまん。