鎌倉・室町 ちょっといい話・悪い話at HISTORY
鎌倉・室町 ちょっといい話・悪い話 - 暇つぶし2ch240:日本@名無史さん
10/10/26 18:25:41
細川清氏といえば、足利将軍2代、足利義詮の執事として幕府を主導した大物である。
そんな清氏があるとき将軍義詮を、七百番の歌合に招こうとした。

この七百番というもの、七は縁起の良い数字であり、将軍義詮を寿ぐ、という意味合いの強い
歌合であったのだろう。

…が、これを聞いて黙っていられない男がいた。佐々木道誉である。
道誉は当時、清氏と関係を悪くしていた。

「清氏の奴め、そんな見え透いた歌合で将軍の心に取り入るか、そうはさせぬわ!」

道誉は清氏に先立って将軍義詮を招いた。しかもその内容は

七所を飾って七番菜(の料理)を整え、七百種の掛け物を積んで七十服の茶を用意した、
茶寄合の席であった。
清氏が企画した七の寿ぎを、これでもかと規模で圧倒したのである。

これを聞いた氏清は大いに憤り、道誉との対立は激化。ついには道誉の告発による
細川氏清の追放、氏清の南朝への降伏、氏清軍らによる南朝による京都攻略にまで至る。


佐々木道誉による、幕府執事細川氏清への嫌がらせについてのお話。


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