11/10/08 04:56:41.44
>>238
独自性を求める場合でも、2通りのポイントがあって
清代途中から清朝が台湾を放棄して福建省からの渡航が禁止になり、その後日本や
国民党による植民地支配を福建省から独立して受けて独自発展し、日本語などの外国語
の影響も受けたからたから、既に相当に異なるという点にアイデンティティーを求めるやり方。
反論としては、確かに多少は異なる物の福建省南部の人とまだ意思疎通が何とかできるという
点からあまり独自性はないという主張もあり得る。
そもそも閩語自体が、おそらくタイカダイ系統の基層言語の母語話者が、支配者層の
漢語を一部受容して作られたクレオールであって、文法や語彙の点でまだ漢化する前の
基層言語の影響をかなり残しているから、そもそも(日本が感じなどを通して漢語の
影響をある程度受けてはいるが漢語とはルーツが違うのと同様に)本来のルーツは
中国とは関係ないという論法。
まあ、どちらも言語学的、歴史的には正しい主張ではあるが、その程度や意義については
政治的観点により争いがある。