14/06/05 22:12:20.02 n/x1VaHt
>>450
弁護士山口貴士大いに語る
児童ポルノ禁止法改正案の衆議院通過、あと10年間、粘りましょう。
URLリンク(yama-ben.cocolog-nifty.com)
児童ポルノ禁止法改正案が衆議院を通過しました。
<具体的な条文はこちらURLリンク(www.shugiin.go.jp)
1)創作物規制を前提として調査研究規定なし。付帯決議もなし。
2)3号ポルノの範囲について、明確化+限定。
3)性的好奇心を満たす目的での「所持」についても、「自己の意思に基づいて所持するに至った者であり、かつ、当該者であることが明らかに認められる者に限る。」とかなり適用対象を限定した。
4)第3条「適用上の注意」既定の充実、「この法律の適用に当たっては、学術研究、文化芸術活動、報道等に関する国民の権利及び自由を不当に侵害しないように留意し、
児童に対する性的搾取及び性的虐待から児童を保護しその権利を擁護するとの本来の目的を逸脱して他の目的のためにこれを濫用するようなことがあってはならない。」
不満は残りますが、まずまずの内容です。
規制反対派が、2004年の最後の改正から10年間、小泉旋風、政権交代、超巨大与党の時代、
世界を席巻しつつあった「『児童ポルノ』に関するマス・ヒステリア」など危機が続いた中、政治情勢を冷静に分析し、理性的かつ合理的に反対運動を展開した成果です。
1999年の法制定時から見れば、創作物規制への反対運動は15年間に亘って続いてきました。粘り強く続いて来ました。
私自身で言えば、1999年当時は23歳、現在38歳です。立派な中年になってしまいました。
これだけ長い間、粘り抜いたことは、個人情報保護法、特定秘密保護法等、近年の問題法案に対する反対運動が概ね「玉砕」で終わっていることに比べ、大きな成果です。
表現規制反対運動は、大まかに言えば、世代問題でもあります。後10年間、粘り抜きましょう。未来は、規制反対派のものです。
そのとき、僕は、48歳、初老になっています。