12/07/22 01:35:34.80 1ZRcPmW8
ＴＰＰに反対の理由は今までにも沢山書いてきたと思うけどね(笑)。
ひとことで言えば、今のスキームのまま日本が参加すれば、日本はアメリカ
の都合の良いように条件を飲まされ不利になるから反対ということ。
貿易の自由化そのものに反対という訳ではなく、ＴＰＰはいわば不平等条約
みたいなもんだから反対。
例えば、日米首脳会談でオバマ大統領は関心事として、自動車・保険・牛肉
（ＢＳＥ）を提示した訳だが、牛肉の出荷がＴＰＰルールに変更されれば、日本が米
に義務付けているＢＳＥ検査などは除外される可能性が高い。
米では飼育頭数の０．０４％程度しかＢＳＥ検査を実施しておらず、食の安全は
守られない。事実、日本は米との交渉の過程で牛の月齢検査の基準を緩和し、
米側に譲歩したことは記憶に新しい。
ＴＰＰは基本的にＴＰＰに参加する既存の国々間で既に合意されたルールを
変更することは出来ないことになっており、また、日本などの新規参加は米国議会への
通告してから90日を要することから、日本に有利な条件が通る可能性は低いと考える。
金融保険分野での米の狙いは日本郵政であり、かんぽなどは間違いなく標的
とされる。ＩＳＤ条項に基づく紛争もお隣の韓国(米韓ＦＴＡ）始め、既に提訴されており、
ＴＰＰは、交渉参加にあたって、自由化例外品目を提示しての参加は認められないので、
今から日本が参加表明しても、事前交渉は事実上不可能だ。
長くなるので取り敢えずこれくらいにするが、日本はＴＰＰに参加するの
ではなく、アメリカや中国と個別交渉して徐々に貿易を自由化していけば良いの
であって、何も慌てる必要はないということ。
食品検査基準がいい加減な米の農産物は極力食したくないけどな。