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石原都知事、新党に意欲再び 橋下氏にも秋波 「小沢切り」は絶対条件
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
新党構想を「白紙」宣言した石原慎太郎東京都知事が再び動き出した。
第三極結集を目指し、6月にも新たな政治塾開講を表明。
次期衆院選に向け、塾生を候補者として育成する構えだ。
どうやら白紙宣言の狙いは民主党の小沢一郎元代表との連携の動きを断ち切ることにあったようだ。
大阪維新の会を率いる橋下徹大阪市長には秋波を送るが、
連携にはやはり「小沢切り」が必須条件となるに違いない。(今堀守通)
「今の政局を見てられない。政界を再編成する引き金になる第三極が必要だ。
人材を育てる仕事を最後のご奉公にしたい」
16日、石原氏はBSフジ「プライムニュース」で政治塾設立を唐突に表明した。
18日の記者会見では「東京と大阪が連携して新しい人材を政界に送り込む。
日本の維新の会のようなものを作っていきたい」とさらに踏み込んだ。
自らの政治塾と、橋下氏の「維新政治塾」で石原、橋下両氏が相互に講師を務める構想も明らかにした。
政治塾は、たちあがれ日本が昨年1月に開講した
「かけはし塾」を母体に発足させる考え。
ここを自らの理念・政策の発信基地として国政復帰への地ならしをする算段のようだ。
石原氏が新党構想の白紙宣言をしたのは4月12日。
しばらく新党に触れなくなり「やはり断念したのか」との見方も流れたが、石原氏の狙いは別にあった。
もともと新党構想は亀井静香前国民新党代表が発案したが、
亀井氏は小沢氏との連携に傾倒し始めた。
そうなると新党は、国民新党や民主党小沢系など
次の選挙が危うい現職国会議員の「寄せ集め」となりかねない。
「そんな新党はまっぴらごめん」と思った石原氏は冷却期間を置くことで、
亀井氏による新党構想の独り歩きをストップさせようと考えたのだ。
石原氏の「小沢嫌い」は徹底している。
周囲には「小沢氏は生理的に受けつけない」と漏らしており、
16日のBS番組でも「小沢氏が影響力を持っていることは滑稽千万だ。
手を組むなんて死んでも嫌だ」とこき下ろした。
3都市連合を掲げる愛知県の大村秀章知事に警戒感を隠さないのも、
大村氏が小沢氏と頻繁に接触するからだ。
18日の記者会見では「大村君が小沢氏と行動するなら、
そんな人間と一緒に行動する気は毛頭ないね」と切り捨てた。
橋下氏については「肝心なことが何かを分かっている」と高く評価しながらも、
橋下氏が小沢氏を「筋が通っている」など肯定的に評価することには不満のようだ。
政治塾での提携呼びかけには、消費税増税や原発再稼働などの
政治課題ですり合わせをする意味合いもある。
一方、橋下氏は石原氏の政治塾について「すごいことになりそう。
維新政治塾の受講生2千人のうち半分以上が入っちゃうかもしれない」とエールを送った。
とはいえ、したたかな橋下氏は、次期衆院選直前までフリーハンドを確保したいと考えているようだ。
石原氏との連携には「これからの話。
(維新幹事長の)松井一郎大阪府知事が考えることだ」と言葉を濁した。