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『収支報告を献金者が監査 岐阜の国会議員ら５人』 中日新聞 ？年12月5日？ URLﾘﾝｸ(www.chunichi.co.jp)
岐阜県選出か県内に後援会を持つ国会議員や前国会議員の少なくとも５人が、政党支部や後援会など計１１団体の収支報告の監査を、
議員側に個人献金をしている税理士に依頼していたことが、２０１０年の政治資金収支報告書で分かった。法的な問題はないが、
議員の支援者が監査をしていることになる。
５人は民主党の笠原多見子衆院議員（比例東海）、小見山幸治参院議員（岐阜選挙区）、山下八洲夫前参院議員（岐阜選挙区）と、
自民党の佐藤ゆかり参院議員（比例代表）、元自民の松田岩夫前参院議員（岐阜選挙区）。
県選管や総務省が公表した収支報告書によると、笠原氏は党支部と資金管理団体、後援会の３団体、小見山、山下、松田の３氏は
党支部と資金管理団体の１団体ずつ、佐藤氏は後援会２団体の監査を、各氏側に個人献金している税理士に依頼していた。
監査したのは岐阜県や東京都に事務所がある税理士計３人。小見山、佐藤ゆかり、松田３氏の共通の支援者は党支部や後援会に３万？７万円、
別の１人は山下氏が代表の党支部に１０万円、もう１人は笠原氏が代表の党支部に３万円を献金していた。
税理士の１人は「お手盛りをしたことはないが、（献金をした自分が）監査をしていいのかと疑念を持ったことはある。
公正、中立な認定団体から派遣するとか、数年ごとに監査人を変えるという制度にした方がいい」と話した。