14/04/15 17:21:45.89 bk5sjPaF
土偶の傑作は寒冷な地域と縄文後期から晩期に集中している。
縄文後期から晩期にかけては寒冷化の影響で縄文人の人口は
減少しており、北方の縄文人は環境の変化に耐えきれず南下している。
その中で特に遮光器土偶などは大量につくられている。
自分が思うに、土偶は壊すことに意味がある点を考えても、
土偶は神さまへの生贄のようなもので、土偶を精巧につくることは
神さまに精巧な生贄をささげることによって自分たちの願いを
より叶えてもらいたいという縄文人の追い詰められたシグナル
じゃないか。
なにが言いたいかというと、土偶の芸術度が上がるほど
縄文人は生存が脅かされており、死にかけているのではないか。
土偶の形態からは死のにおいが漂っている。
ちょっと話がそれるかもしれないが、ヨーロッパで言えば
芸術にはアポロン的なものとディオニュソス的なものがある。
ニーチェが『悲劇の誕生』の中で書いたことだが、例えば
ギリシアのドラクマ(アポロン的)。
URLリンク(collectiondepieces.fr)
ケルトのドラクマ(ディオニュソス的)。
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ローマのドラクマ(アポロン的)。
URLリンク(collectiondepieces.fr)
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東ローマのドラクマ(ディオニュソス的)。
URLリンク(collectiondepieces.fr)
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