14/01/15 20:57:49.65 C8EMJ1OE
血液型でもめてる人たち問題の論旨を要約すると、
まず日本列島を見ると、A型の分布が西高東低でB型の分布が東高西低なんだよね。
で、日本の基層民族はB型が多数だったが、それが弥生・古墳期の”渡来人”の時代に
西日本の方面からA型の多い民族が朝鮮経由で渡来して来て、今の血液型分布になったと
考えられていたのが従来の説だよね。
で、もう一人はもともと日本の基層民族はA型が多数で、その上にやはりA型多数の民族が、
弥生時代に江南地方から直接渡来して、古墳時代にはB型の多い民族が朝鮮より渡来したけど、
その数は少数で、アイヌはアイヌで沿海州のB型の多い民族と混血して今の分布状況になった
と言いたいわけね。
結論から言うと、下の方の説は不自然じゃないかなと思う。
まず、古モンゴロイド形質を残した地方の方が、B型が多い傾向があると言う事。
渡来系(照葉樹林系民族とでも言おうか?)の多い地域の方がA型が多い傾向があると言う事。
関東でも、千葉などのように比較的渡来系の影響の薄い地域はB型が多い傾向がある。
やはり日本の土着系は、少なくとも現在よりはB型の比率は高かったと思われる。
アイヌのB型の比率の多さは、沿海州系の民族(ツングースやニブフね)の影響もあるかも知れないが、
もともと現代の日本人よりはB型の比率は高かったんじゃないかと思う。
だから、縄文時代の日本人は、従来言われていたほどB型だらけではなかったけれど、
少なくとも現代の日本の血液型比率よりはB型は多かったんじゃないかと考えられる。
もちろん、縄文時代の日本人がA型だらけということは絶対にないだろうけれど。