縄文・アイヌ学4at GEO
縄文・アイヌ学4 - 暇つぶし2ch622:名無しさん@お腹いっぱい。
12/02/18 01:44:47.28 Ac4hKqWQ
>>621
縄文人というのは、千島・琉球をふくめ日本列島に居住して縄文土器を製作使用していた
いくつかの集団をまとめた呼び名。形質人類学からみると古モンゴロイドに属する。

アイヌは、おおよそ北海道にいた縄文時代人の子孫(続縄文時代人)、弥生時代以降に
北海道に入った新モンゴロイドの子孫、古墳時代以降に北海道に入った和人の子孫
(土師器→擦文土器を使う集団)、それから本州の古墳時代に当たる時期から、南下
して北海道の沿岸部に住み着いたオホーツク人という、少なくとも4集団以上が混血
して形成されている。オホーツク人は、新モンゴロイドで、もともとは大陸の沿海州
あたりにいた集団と考えられている。

こうして形成された集団が、熊送りをはじめとする独自の文化(熊送り自体は同緯度帯
に広く分布する)と生活に基づいて北海道で暮らしを営んでいた。これがアイヌ。アイヌ
にもいくつかの地方集団がある。また、多少異なる集団としてサハリン・アイヌがあった。

一般的にイメージされているアイヌの顔つきなどは、基本的には古モンゴロイド
の形質が強く発現した人。縄文人も古モンゴロイド。ただし、先に書いたように縄文人
がそのままアイヌになったわけではない。それどころか江戸時代からの和人の入植や戦争
にともなって、「純粋な」アイヌの人口は減少し続け、その後もは幕府や明治政府
の政策もあって、北陸や東北北部などから、本土の日本人が多数入植し、アイヌと混血
をしたことから、現在では「純粋な」アイヌというのはほとんど居ない。

それから、カムチャッカにもともと住んでいたのはカムチャダール(イテリメン)で
この集団も基本的には古モンゴロイドと考えられている。または、新モンゴロイドとする
説もある。17世紀以降になると、この集団はスラヴ人と混血し始めるが、アイヌの人達が
カムチャッカ系と混こうしたせいで白人顔になったというわけではない。


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