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権現丸(ごんげんまる)と高句麗(神奈川県)
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高麗神社の大祭が2年に一度、7月18日に行われます。
その時に、大磯港の近く照ヶ崎(てりがさき)まで飾り船を引いていくという行事があります。
その船が、明神丸(みょうじんまる)と権現丸です。
明神丸は県立大磯城山公園の中の大磯郷土資料館に展示されています。
船を引く時に船子たちが歌う祝い歌がありますが、そのおおよその意味は、次のようなものです。
応神天皇のとき、外国の船が八つの帆を揚げてやってきた。
地元の漁師が漁船をこぎよせてみると、ひとりのおじいさんが出てきて、「私たちは、高麗国の大名だったが、ひどい国になったので、日本にやってきた。
おまえたちが言うことを聞くなら、大磯の大名になって、おまえたちの子孫繁栄を守ってあげよう」というので、
地元の人たちは、「ありがたや、これこそ権現様だ」というので、この船を権現丸と名づけた。