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ソフトの面については、「PS3向けソフトをNGP向けに移植することは容易である」
というサードパーティのクリエーターからのコメントが多かった。実際、自社ソフトで
PS3向けで発売されたシリーズタイトルも開発中のようだ。ただし、単なる移植ソフト
では限界があると思われる。
ハードの価格については、機能面から考えるに、ゲーム機としては高くなると予想
される。ハード発売当初は赤字で、その後投資回収というモデルであれば、戦略的な
価格設定を行うこともできるだろうが、それでも割高感がある価格設定になる可能性
が高い。
3Gネットワークの利用について、仕組みや料金体系は発表されなかった。ただし、
ゲームに対して通信料金を追加的に支払うユーザー層は限定されるはずだ。最終的
には、キャリアとの交渉次第ということになるが、通信料金の負担額が大きくなれば、
一部のコアファンにしか受け入れられないだろう。
矛盾だらけ?ソニーのNGP、PSS戦略を分析
高機能なだけのハードでは消費者は動かない
URLリンク(moneyzine.jp)
また、通信データ容量が3G回線の帯域では不十分になる可能性もある。ゲームの
場合、レイテンシー(入力から結果返送の遅延時間)の小ささはPCや携帯電話の通常
時の利用より重要になることから、ユーザーが満足するレベルになるかどうかが懸念
される。
さらに、アイテム課金モデルへの対応も可能とみられるが、方法論を間違えば、ユーザ
ーがごく一部に限定され、ビジネスとしては成功しないことは過去の歴史が示す通りとなろう.。