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姑息な小市民というのが現実のルソーの姿。
19歳のとき、仲間の少年2人とアルバイト先の弁護士事務所から小額の金銭を窃盗する。
情状酌量されるが、名誉回復のために軍隊に志願入隊。
軍隊に入隊はしたが、二等兵だった彼は普仏戦争の後方勤務。
メキシコ遠征でジャングルを訪れたというのは真っ赤なウソ。
軍隊仲間の自慢話の受け売りと軍功、勲章へのあこがれは、母から聞かされて育った母方の祖父や曾祖父の武勲へのコンプレックスからのよう。
もちろん、19歳時の窃盗事件は以後口外することはなかった。
それに税管勤務と言っても下級官吏で将来性無し。
老人になった63歳のときには、銀行詐欺に連座して投獄。
禁固二年、執行猶予つきの判決をうける。
人間性は10代と何も変わってなかったことを証明する事件となった。
素朴なイメージがある画家だが、実際は普通のどこにでもいる姑息な小市民だったんだろな。