12/02/10 17:57:01.98 MzcoHxSc
いいえ。そんなことはありません。
舟木ほどの大御所になれば、そんなにしゃかりきになってヒット狙いに行かなくてもイイからです。
ヒットすることよりも、舟木の新曲があの歌謡界のトップに君臨する超大御所の三波春夫の曲というだけで
満足な舟木ファンも数多くいるのです。俺もその一人です。
叙情歌の新曲が出たことにまず喜び、それが三波春夫の曲だと聞いて二重の喜びです。
三波春夫は、戦後歌謡界における浪曲時代歌謡、股旅歌謡、音頭物で他の追随を許さない国民歌手です。
橋幸夫も、三波春夫の股旅歌謡を意識してデビューした歌手の一人です。
三波春夫の股旅歌謡は素晴らしい曲が目白押しです。
雪の渡り鳥・旅笠道中・天竜しぶき笠・玄海がらす・大利根無情・忠太郎月夜・沓掛時次郎・
一本刀土俵入り・仲乗り新三・忠治流転笠・残月大利根・関東無宿笠･･････
ちょっと挙げただけでもこれだけの名曲があります。
これに俵星玄蕃のような長編浪曲歌謡、東京五輪音頭のような国民的音頭歌謡がプラスされれば、
当然のごとく「国民歌手」と揶揄されるのも当然でしょう。
このような歌謡界に燦然と輝く舟木の大先輩の曲を、50周年の記念曲として出せる舟木の人気の凄さで満足なのです。
「明日咲くつぼみに」の出だしの♪想い出のふるさと 思い出の人々 ････というフレーズを聴いて
舟木はすぐにこの曲が気に入ったらしい。
舟木が常に言っている「同じ時代を歩んだ同世代の人々は戦友みたいなもの」という言葉の意味が、
この曲のこの出だしに詰まっているからである。
本当に永六輔は素晴らしい歌詞を書いたものである。
さすがは全米を席巻した「スキヤキソング」の原曲「上を向いて歩こう」を書いた大御所作家だけのことはあります。
これだけの素晴らしい舟木の新曲「明日咲くつぼみに」皆さんもお聴きください。