11/12/27 22:54:36.88 ZYYhNQmY
歌謡界でいう3年は、一般社会では10年に相当するくらい流行の盛衰が激しいのである。
あれだけ激しく吹き荒れたGSブームも今考えてみればたった3年のブームだったのを見れば、
歌手歴に3年もの開きがある歌手同士を、普通なら対等には語れないのが歌謡界の常識である。
舟木一夫が、3年も前にデビューしレコ大まで取った橋と並んで「御三家」と対等に語られるなど、
普通に考えたらあり得ないことだが、それが歴史の事実として「御三家」という物が存在する以上、
いかに舟木のデビューからの勢いが凄かったかのいい証拠である。
橋が3年で築いた人気の地盤を、舟木はたった1年で追いついたのである。
いかに橋のデビューからの股旅より、舟木の学園歌謡の方が1曲1曲のヒットの度合いが大きかったか誰にでも推測できる。
(舟木のデビュー曲は映画化され、さらに続編も作られたが、橋の潮来笠は映画化されていない)
そのことひとつを取っても、青春歌謡ブームにおける舟木の勢いの凄さと、その人気に必死に食らいついて
人気維持に汲々とした橋の力関係が見て取れるのである。
そう言う点を細かく検証していくと、舟木一夫こそが御三家筆頭であり、青春歌謡は舟木に始まり舟木に終わった
ブームであると断言できるのである。
なにはともあれ、第二次全盛期と言われる人気絶頂で迎える50周年、まことにおめでとうございます。
歌ひとすじに50年もコツコツ歌い続けてきた「プロ歌手」としての舟木一夫の歌に対する姿勢こそが
今日の隆盛の源だと思います。ますますの活躍を祈念してやみません。