13/12/15 19:40:41.30
NHK攻略リスニング英語講師柴原智幸(神田外国語大学専任講師、NHK放送通訳者、日本通訳翻訳学会理事)
「(今どき盛んに叫ばれる)コミュニケーションばかりを重視していると、
話す内容が幼稚になりかねません。
話に慣れていて一見流ちょうなようだけれど、
よく聞いてみると文法はメチャクチャで意味が取りにくく、
内容的にも大したことを言えていない(ネイティブにとって実にDQNでクダラナイ)。
ウンコの付いた石ころをきれいにラッピングしてあるようなものです。
日本人が目指すのはむしろ、たとえラッピングは新聞紙であっても(たしょうぎこちなさはあっても)、
その中身がダイアモンドであること(内容がしっかりした会話)ではないでしょうか。
たとえば、宮沢喜一や三島由紀夫は発音は流ちょうではありませんが、会話の内容がきわめて知的で教養が溢れ
欧米の政府高官や教養ある人から尊敬を受けていました。ドイツ生まれのキッシンジャーがそうであったように
私たちが目指すべきなのは知的レベルの高い英語。
英語は日本人にとってしょせん外国語であり、私たちはあくまで英語を使える日本人であること(外国語使える教養ある日本人たれ、
薄っぺらいDQN会話をぺらぺらやるだけの浅はかな英語使いを目指すなかれ)を
忘れてはいけないと思います」。