13/11/17 14:00:32.81
でも文法の知識って、あんまり品詞と文型の組み合わせは教えてくれないよね。
例えばフォレストで、文型が複雑化していく感じを追えるのは、「節と句」の
章の6ページしかない。たとえば簡単な名詞が、文法上どこに入ることができるのかは
フォレストで理解できるが、名詞相当語句/節が、それにとって変わると、なんで突然
読解が難しくなるのかという問題には、答えてくれない。つまり品詞と文の主要素
の関係の少なくても二層構造への意識は、フォレスト的な文法学習だけだと限界があるし、
ここが文法→読解の要になってくる。これも一例だが、フォレストにも形容詞が文のどこで
使えるのか、というのは丁寧に書いてある。だけど「単体では主語にはなりません」という
言い方はこの章には書いてない、だから、ごく普通に文法学習していくと「形容詞だけが
ぽつんと主語の位置にあるようにみえる」文で、脳のアラームが鳴らないんだよね。
ここの人はわかっていると思うが「あ、倒置っぽいな」って直感的にフラグを立てて、
とりあえず読み進めないといけない。個人的にはフォレストレベルのやさしさで、
この二層構造への意識をしっかり植えつける教材は可能だと思うんだけど、見たことない。