13/11/10 16:30:12.27
あれからも POD 2013年版と COD 1911年版(初版復刻版)を使ってるんだけど、
今のところ満足している。デジタルの辞書ならよい辞書がたくさんあるし、膨大なデータが
収録されていてもサーチエンジンが優秀なら検索が楽なので、よい辞書に巡り合えることが
多い。
でも、ペーパー版の辞書となると、よい辞書でも大きすぎると使うのが面倒になる。
だから、今の時代にペーパー版の辞書をあえて使うとなると、どうしても、まだ電子化されていない
ペーパー版となる。そして、英和辞典にならペーパー版でも中型の辞書なら気楽に使える。
しかし、英英辞典となるとペーパー版でそのような中型辞典でありながら内容の豊富なものが
少ない。COD なんかはけっこう大きくて扱いにくい。
まだ電子化されてない英英辞典として
扱いやすいサイズのものとしては、やっぱり僕の手元に今あるこの POD と COD初版だ。
これらを SOED, ODE, Webster の古い方などと比べたらどうかについてはわからない。
でも、あくまで「まだ電子化されていない中型または小型のペーパー版の英英辞典」の中では、
この二つは優れていると思う。なんせ、使っていて疲れないのだ。疲れさせないという点が
何よりも素晴らしいのではないかな?
今、Charles Dickens の "Great Expectations" をペーバー版のハードカバーで
ゆっくり読んでるんだけど、ときどきこの二つのペーパー版の辞書を引き、anachronistic というか nostalgic
な喜びを感じている。やっぱり英文で古典文学を読もうと思ったら、ペーパー版の書籍を読みながら
ペーバー版の小型辞書を使うに限る。もちろん、高速で勉強したいときと仕事のときは
電子版の辞書とか文献を使わざるを得ないんだけどね。