12/06/21 16:14:28.96
「日本人の英語下手の本当の原因は発音教育の軽視にある」
…そもそも日本語は「50音」というくらい、発音のバリエーションが少なく、日本人は複雑な音を聞き分けて話す能力が劣っています。
インド人の名前を見てもらえばわかるように、インドでは子音が複雑に混ざり合った音が無数にあります。だからインド人は
英語くらいの発音バリエーションならすぐに対応してしまいます。
われわれはインド英語を訛りの強い英語だと思っていますが、われわれが気づいていないだけで、彼らの方がはるかに
正確な音に近い発音を行っています。中国語も韓国語も発音のバリエーションが日本語より複雑で多様です。
だから彼らの方が聞き分け能力や発音能力が高いのです。
---ほんの10数年前までは日本といい勝負だった中国・韓国の英語力が急上昇しています。なにが日本との差でしょうか?
それは、中国も韓国も社会体制として、国際化に邁進しているからです。日本はすっかり国際市場を奪われましたね。
中国や韓国では、発音力が伴うコミュニケーション力が最重要として教育が進められています。
日本では英語教師自身が発音軽視ですから、人材面で勝てるわけがないですね。
発音が通じていなことさえ判らない日本人が多いわけですから、国際ビジネスの最前線でしのぎを削るのは不可能に近いのです。
圧倒的な技術力があれば勝てるかもしれませんが、技術が平準化した分野では連敗に次ぐ連敗です。
何とか通じるだけで、発音がいい加減な英語は、実はネイティブにバカにされています。少なくとも敬意は持たれていないでしょう。
「綺麗な英語を話せても、内容がないスピーチは受けない」という人がいますが、シリコンバレーで起業した私の教え子が
「国際会議では発音が上手い奴がスターになれる。発音が上手いだけで華になれる」といっています。公の場でこそ「発音」は大事なのです。
---海外では日本人の英語発音はどのように受け止められているのでしょうか?
努力して聞いてあげなければならない、という憐みの心ですね。それと、下手だと言って傷つけてはまずい、という慈悲の心で見守られています。
ありがたいことです。発音の上手い中国人や韓国人には、日本人に対する憐みの代わりに、敬意を払っています。
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