12/01/04 10:30:54.68 2O8gEbmK
>>769
シャープの電子辞書の操作の遅れは確かに非常に大きいですが、
製品化可能で不快にならない程度のレベルに収まっていることは
明らかです。
実際、シャープの電子辞書はいかなる操作に対しても、少なくとも
パナソニック製の地デジテレビのメニュー選択よりは高速に反応します。
また、シャープの電子辞書の操作の多くは、キャノンのデジタルカメラの
メニュー操作よりも若干遅い程度です。
ただし、これは通常の辞書機能に限ります。
シャープ・ブレーンで追加された機能のうち、テキストメモやアプリの起動は
非常に遅い処理の部類に入ります。少年は間違えてこれを起動させ、
操作を取り消すのに時間がかかることから「遅い」と言ったのかもしれません。
ところで、シャープの電子辞書の操作の遅れはシステムライブラリの
描画関数のオーバーヘッドが原因なわけですから、その遅れがユーザーに
とって快か不快かにかかわらず、電力を無駄に消耗することになります。
電子辞書のようなエンベデッドシステムにとって、これは一つの欠点と
なるでしょう。
シャープの電子辞書はCPUの性能が低い割にWindows CE APIの描画関数に
頼りすぎています。フレームバッファへのアクセス手段を用意しておきながら
それを直接利用しようとしていないのです。
また、UIで使用される画像・フォントデータはNANDフラッシュメモリ上
ではなく、NORフラッシュメモリ上に置くのが適切であると思われます。