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またの名を社長直轄 市場特別攻撃隊。
１９６０年代、不況の状況下でシャープのライバル他社がリストラを進める中
シャープは全く逆の方向を走っていました。
リストラ対象にあたる人材を全部営業部隊にまわしたらしいのが実態です。
シャープは決してリストラをしません。
戦後の混乱期に泣く泣く従業員を解雇した苦い経験があるからです。
そこでできた営業部隊 組織名称が「ATOM隊」（Attack Team of Market)
この組織は営業部隊にも関わらず全員営業経験がない。
そんな「ATOM隊」が一般家庭の掃除や手伝いから始め訪問販売で
圧倒的な強さを見につけるまでになりました。
当時、「ATOM隊」の合宿がありその合宿では精神面を鍛える為
過酷な訓練を積んだらしいです。
１、目標突破訓練・・野次馬が二列になって並んでいる中を
「こんにちは、私は○○電機の○○です。今日は○○のご紹介にお邪魔しました。よろしくおねがいします！（一礼して一歩前進）」この繰り返しをします。
周りの連中は「ボケ、カス、帰れ！」と大声で罵声を浴びせます。
ここでひるんで間違えたら「もとい！」と皆に突っ込まれもとの位置に戻ります。
最後のゴール約１０ｍくらいを無事に進めたらゴール。
２、表現力養成講座・・体全体を使い物を表現します。
「シャープ本社のおーーきなびーーるーー！」
「チッチャイ、チッチャイ、あり！」
３、喜怒哀楽表現講座・・二人がペアになり、交互に、馬鹿笑いをしたり。泣き喚いたり、喧嘩をしたりします。ただし本当に手を出すのはタブーです。
４、マルチロールプレイ・・人の輪を二重に作ります。２０人が１グループあたりが適当でしょう。内側の人がお客さん、外側の輪がセールス役をします。
そして、商品説明をします。
商品のポイントは３つ、それ以上だとお客さんもこんがらがりますし、セールスも
覚え切れません。
約１０分くらいかけて、アプローチからクロージングをします。お客さん役の人は
そのセールストークの評価を記入します。
そしてひとりずつずれて、セールストークの繰り返しをします。
以上がATOM隊道場です。