12/02/03 00:58:59.14 3Q09bxoI0
電子写真、コピー機の技術はいい意味で色々と複雑すぎて、他社がおいそれとなかなか手が出せない分野だと思ってた。
会社で働くうちに、そんな強みがある技術だから、原価1~2割の”魔法の粉”を売ってもうけるビジネスが成り立つんだと分かってきた。
しかし”魔法の粉”の中毒性は恐ろしく高く、比べてしまうとどの商品も色あせてみえてしまう。
そんなわけで、この会社では企画段階で”魔法の粉”ビジネスと収益性を比べられて、やる価値もないと判断されて、これ一本槍になってしまった。
その結果、粉に会社の3/4の収益を頼り、それがなりたつ先進国での売り上げが9割という状態になってしまった。
おそらく、紙がなくなるのは紙の代替えになる新テクノロジーがいち早く取り入れられる先進国だろう。
しかも、ペーパーレスもっとも切望しているのはオフィスのような仕事でコピー機を使用しているところだろう。
つまりうちの一番のコアの儲け部分が、なくなる時期が近付きつつある。
景気が悪いから売り上げが延びません、なんて言っているが、景気がよくなったら企業はペーパーレスな技術に設備投資する余裕が出て、一気に破壊的技術が広まるかもしれない。