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第136回国会 予算委員会 第22号 平成八年四月一日(月)
白川委員 文部大臣にお聞きします。
私は、そのときも聞いたのです、山崎氏、乙骨氏、段氏からも。私たちにはほとんど
四六時中尾行がついております、こういうことをそのときも聞いて、そんなこと言ったって、
暇なのじゃないのだから、特別の部隊でもなければそんな三百六十五日朝から晩まで
張れるものじゃありません。しかし、たまたまその日の会合でこうだったんだから、
彼らの言うこともああ事実なのかなと私自身が実はびっくりしたのです。
それで、さっき言ったとおり、普通の撮り方じゃない、隠し撮り的なカメラみたいなのを
持っているというのは、これは遊びじゃできることじゃないですよ。きっと私は、組織的に
相当の人たちが何らかの目的、指令を受けてやっているのじゃないかという推測を
するのですが、仮に、もしある宗教団体が、みずからの組織にとって好ましからざる人物を
組織的に尾行をしたり、時には嫌がらせをしたりというようなことに組織的に
及ぶとしたならば、これは、他人の信教の自由を守るという義務もある宗教団体、
宗教法人にとって好ましいことなんでしょうかね、それとも
非難さるべきことなんでしょうかね。これらについて、宗教法人問題に
大変お詳しい奥田文部大臣にお聞きしたいと思います。
奥田国務大臣 宗教団体でありましても、あるいは個人でありましても、他人の信教の自由を
侵害することは、これは許されないことでございまして、このことは宗教法人法の
八十六条にきちんと規定をされております。
それで、もしそういうような事実がございました場合には、やはり刑法その他の
法律によって適切に私は対処されるべきものと考えております。
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